コンビニラノベネタ
15歳店長♂ 浪村展長(なみむらのりなが)
夏・南の方・しけたコンビニ・押しつけられ店長業務
もしくは押しつけられじゃなくて、自分からそれをしなければならない何か。
→自分探しの旅の途中、コンビニでクレーム付けたら店長はいません。
→店長募集中。
→ワー
「じゃ、じゃあ、俺がやってやるよ!」
14歳オーナー♀ まい
ヒロイン。主人公が来た時も一人レジで突っ伏して寝ていた。
いつも店のバックで寝てる。ナルコレプシ。
不思議系というよりは基本頭の弱い子。計算は出来ない。
なんでこの店を持っているのかは不明。
→
「いっぱい買い物して欲しいの。そうすれば帰れるから」
「ちがうよ」
「ねむいですー」
「1820円に……ねまーす。おつりは……もってけー。おあずかりはぜんぶ」
「てんちょうやめてください、てんちょうやめてください」
「てんちょうおたわむれおたわむれ」
「てんちょうには、おきゅうりょうが出せません。ちゃんとはたらいてください」
「……いいんです。わたしひとりでも……ムニャ……できま……ピンクのカバさ……zzz」
「夜はもうお客さんとかきませんからね。おかねはらいたくないのでカード切って帰ってください。おーなーめいれいですー! さもなくば、くびーーー!」
「いえあの……おトイレにですね……ぁ」
「このお店は実は宇宙船なんです、あの階段はコントロールルームに繋がっているんです、わたしは、この街を征服に来たエイリアンなんですよ。最後に、今日はエイプリルフールです。てんちょうひっかかったー! やったー!」
「まいはこう言うことにしています。パパとママが大好きだったちいさなお店がありました。パパとママはあるとき『こうすればもっとお金がいっぱいはいるほうほうがあるよ、お金があれば、いい暮らしができるよ、そうすれば奥さんも子供もしあわせだよ』と言われました。でも、てんちょうくんももう知っていますよね、プラスだけなんて、ないんです。パパとママは、知りませんでした」
「こうして、このお店は生まれました、プラスです。ではマイナスはどこにいったんでしょうね。マイナスはいのちでした。そのマイナスはとても大きかったので、まいにほんのちょっとだけプラスをくれました。でも、そのプラスは、まいにとってはだいじだけど、たいせつなものでは、なかったんです」
「……いっぱいしゃべって疲れちゃいました。まいはもう寝ます。」
「てんちょう。あなたをクビです。そんな顔しないで。もうここにはプラスがないんです、てんちょうくんにあげるプラスが、ないんです」
「トニーさんはお金を盗んだりしてませんよ。そんなもの、最初から無かったんです。
「てんちょうくん、わたしを怒らせないでください。
17歳アルバイト♀ 土井奈々
ギャル きょにゅう 魔法少女
「マジ店長? ウソ! え、なに、罰ゲーム? 超笑える! いくつ? 16? マジ? いいの16っていいの犯罪じゃね? すげー! カメラあるんでしょカメラ!?」
「ねーてんちょー何聞くの?」
「てんちょー。大丈夫疲れてるんじゃない? え、だってさほら、昨日もらったのマジ多いよ? いーのこんなにもらっちゃって! ってそんなわけいかねーしー。あ、やべーてんちょーこれであたし買ってくれるの? マジデー。でもあたしそんな安い女じゃないしー」
「てんちょー、あとやるからあたしの宿題やってー」
「学校行きたくないし、ここにもきたくねーし」
「あの子はなにかんがえてるかわかんねえし、てんちょーはウジウジしはじめてはなしにならないけど、あたし、あいつだけはダメだ。考え方がキライだ、男らしくない。キショい」
「宇宙人ねえ、宇宙人はわかんねーなあ。いるのかなー。いてもいいんじゃないかな」
「あれ、てんちょーは聞いてないの。あたし、もう先週でヤメてんだよ。今日はこれもらいにきただけってワケ。ししし。そ、これでてんちょーやあのこや胸くそわるいあいつともサヨナラってこと。まあ、胸くそわるいけど、あいつも悪い奴じゃなかったよな。
ああ、あたしもうきっと、来れないからさ。
ーーこれから、決闘なんだ」
決闘? 展長は訪ねた。奈々は笑うだけだった。展長はいつもの軽口なんだと考える。そりゃあそうだ、いつだって土井奈々は茶化していたんだ。本気でがんばることなんて、何一つこの世にないとばかりに。
だから意地悪く展長は聞いた。なんのために? と。
答えなんか最初っから期待していなかった。あらかじめシフトの予定を聞いたって、ろくすっぽこたえてくれやしないのだ。ヒマなくせに。でも、トニーは言ってたっけ。「いつなにが起こるか、わからないのかもしれませんよ」
そんなことが、あるものか。
「ーー守るため」
ききのがすところだった。そのまま奈々は外にでてしまった。後ろ手でバイバイのジェスチャ。
耳が赤かった。
35歳ニート ♂ ヤマザキ アルバイト
糸目。一日中雑誌を読んでいたが、雑誌を破った事を伝えに来て謝る。カネはないという。じゃあ働けば?
意外と出来る男。
「待ってくれないか、ぼくは週刊誌より重いものを持ったことはないんだ」
「そうだねえ、不思議なことはいっぱいある。ぼくらがいないときあの子はどうしてるんだ? あの子はいつも寝ているように見えるけど、なんだかんだでぼくらが来た時は起きてくる。そしていつの間にか効率悪く見える仕事をしている。わかるかな、あの調子で、ぼくらが関われない仕事を全てこなしているんだとしたら、彼女はものすごい働き者だし、ろくに寝てすらいないんじゃないかな」
「なんだ、きみは彼女に好意を持っているくせに、そんなことも知ろうとしていなかったのか。器が小さいのはどっちだったのかな」
「店長くん。なんでぼくを信じてしまったんだい? いっただろう。失うものがない人を、信じてはいけないって。ぼくはきみに言ったろ、ぼくのママは先日死んでしまった、だから、その日からぼくは失うものが何一つ無い狂犬なんだよ」
「そう、それでいい。がんばれ少年。きみには失いたくないものが、まだまだあるはずだ」
おまけ
各話サブタイのネタだけど、上のとは特にリンクしていない。
第一話 釣り銭を換えに。
第二話 『アルバイト募集中』
第三話 ジュースインザジューキwithジュークボックス
第四話 けたちがい(放送時タイトル:シナモンロールまんの悪夢)
第五話 夜の公園でジャスコ・ドゥ・イット
第六話 現金はどこだ!
第七話 当確アイスクリーム:前編
第八話 当確アイスクリーム:後編
第九話 にっぽー「てんちょ返ってきません/七日目(たぶん)」
第十話 虚業の果てに
第十一話 権利の証明
最終話 『あるばいとぼ収中』